鮨処 五代目 山口屋寿司店
代々受け継がれてきた『かまど焚き』
山口屋寿司店は、現店主で五代目となる老舗寿司店です。創業年は、確実な記録として残っているのは明治10年ですが、それ以前に創業していた可能性もあるそうです。
山口屋では、代替わりの度に店舗を新築してきましたが、かまど炊きによるシャリは代々受け継がれてきました。昔ながらの技法で薪を使ってご飯を炊き、シャリとして使用しています。お米の一粒一粒がしっかりしてふっくら炊き上がり、甘味と旨味が詰まり適度なふんわりとした食感が感じられるシャリが特長です。その日の天候や湿度などによって炊き方(火加減)を変えています。現在もシャリを薪の炎で炊く寿司店は、全国でも数店しかないそうです。現在の店舗では、かまど炊きの様子を店外から見ることができます。